<< リペア ファイル その614 | main | リペア ファイル その616 >>
2019.11.14 Thursday

リペア ファイル その615

0

    GIBSON  ファイヤーバード /  ヴァイブローラ取り付け加工・フレットすり合わせ・ナット交換

     

    依頼主が高校生のときに手に入れた70年代製のギブソン・ファイヤーバード。ストップテールピースをトレモロユニットの”ヴァイブローラ”に交換させて再び使用したいとのこと。

     

    弦アースを新たに取らなければならないので、ブリッジアンカー部より取ることにしました。

      

     

    ブリッジはサドルが回転してアーミングをスムーズにする「Tone Pros」製に交換。

      

    いろんな画像を検索しながらオリジナルの位置に近いところへヴァイブローラの位置決めをしました。

     

    取り付け完成。

      

    一度取り付けたのですが、弦留めからサドルへの立ち上がり角度が浅いためテンションがゆるいことに気が付きました。仕込み角度の関係だと思われます。なのでビス止めにスペイサーを作製して挟み、弦留め位置を下げる加工をしました。

     

    元々太く低いフレットでしたが、弾き込んであったので結構減りが激しかった。きつめにヤスリ掛けしてから半丸ヤスリと三角ヤスリを駆使して再びアールを付け直しました。

      

     

    フレットに残ったヤスリ傷をペーパー各種の番手を変えながら磨き上げて行きます。

      

    ファイヤーバードといえばミニハンバッカーPU。60年代製がマウントされていて惚れ惚れする出音でした。

     

    ナット溝もすでに低くなっていたので交換しました。

      

    バンジョータイプのペグもこの機を決定づけるトレードマークでしたね。

     

    2V2Tの配列も微妙で独特。

      

    ファイヤーバードの特徴を製作者目線で語ると、ルックスやヘッドではなくて”スルーネック”構造だと言いたい。ヘッドからのボディエンドまで一本の材木で作る構造は、それまで例がなかったのではないかな?この構造は製造現場ではやっかいなんですよ。取り回しが大変だし、材木も長いものを用意してくちゃならない。生産効率を考えるとあまりいい方法でない。

     

    しかしながらこの後、アレンビックとかBCリッチとかスルーネック構造が出て来ました。ルックスや構造など時代を先取りしていた感があります。ギブソン社は元々革新的なメーカーだったんです。

     

    ギブソンギター修理 インデックス:http://9notes.jugem.jp/?eid=631

    ----------------------------------------

    お問い合わせ は 9notes@huni.enat.jp 

    または 080-2660-2284 まで

     

    9notes ホームページ


    ブログ「よごれた顔でこんにちは」 

    homeで新着情報 ”ほぼ毎日”つぶやいています 

     

    SHOP内でスモークド乾燥処理済み・ギター・木材販売中

     

    *『ギター工房9notes』は中央自動車道 恵那ICから車で15分 

    にほんブログ村 音楽ブログ ギターへ 
      

     FC2 Blog

     

     

     

    コメント
    コメントする








     
    この記事のトラックバックURL
    トラックバック
    Calendar
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    293031    
    << December 2019 >>
    Selected Entries
    Categories
    Archives
    Recommend
    Links
    Profile
    Search this site.
    Others
    Mobile
    qrcode
    Powered by
    30days Album
    無料ブログ作成サービス JUGEM