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2019.10.16 Wednesday

リペア ファイル その608

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    マーチン 000-28  /  バインディング剥がれ・力木剥がれ

     

    70年代には「ウエスタン・タイプ」に対して「フォーク・タイプ」と呼ばれた、腰のくびれたタイプのアコギですが、正式には『000(トリプルオー)』もしくは『OM(オーエム)』とマーチン社では呼ばれています。

    この楽器は『000(トリプルオー)』です。『OM(オーエム)』とボディサイズは一緒ですが、スケールが少し短いのでテンションが弱くなります(25.4インチ(645mm)と24.9インチ(632mm)の13ミリ差がある)。エリッククラプトンがこのスケールを好んで使うので市場で人気があります。

     

     

    裏板から異音がするときは「力木外れ」を疑ってください。湿度変化によって裏板が伸び縮むするのに耐えきれず、力木の接着力が弱くなってしまう現象で、主に力木の”端っこ”が浮いてしまいます。

      

    前の接着剤を取り除いてから新しい接着剤を隙間に充填しクランピングします。はみ出た接着剤はクリーングしておきます。

     

    裏板のバインディング”腰の部分”が切れて浮いていました。

      

    作業中のカットを取り損ねましたがご覧の通り元通りにくっつけました。

     

    ヘッドの”Marthin&Co”ロゴマークは厚みのある立体的なスタイルで独特ですね。

      

    ”28”はサイド&バックがローズウッド材で貝などの装飾がないシンプルかつパワフルなシリーズになります。(”18”はマホガニーのサイド&バック)

     

    弦長が短い”000”なれど「大きな音」がする当工房での調整済みの個体で、ソロギター演奏で活躍してくれております。

    『000(トリプルオー)』と『OM(オーエム)』はわずかな弦長の違いですが、テンションの違いのほか微妙にブリッジ位置が違ったりしてトップへの弦振動の伝わり方が音の変化として現れます。望みのサウンドやプレースタイルに合わせて選ばれたらいいでしょう。(指が短いとかチョーキング/ベンドには000が有利ですし、低域の伸びにはOMが有利ですね)

     

     

    関連ブログ:マーチンギター修理インデックス:http://9notes.jugem.jp/?eid=307

     

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