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2018.12.02 Sunday

リペア ファイル その502

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    フェンダー 70'S テレキャスター / フレット交換・ナット交換

     

    ギタリストの土門秀明氏は英国でライセンスを取って路上パフォーマーをやった最初の日本人で、その日々を本に著している作家でもあります。遅まきながら私も入手し(CD付き)読んでみましたが、地下鉄構内での聴衆とのやり取りが臨場感溢れ再現されていて、思わずその世界に引きこまれてしまいました。私もロンドンに憧れていたときがあったからなおさら(The Clashファンなんで)です。

     

    毎度、難問を依頼されますが、今回は「ヴィンテージ テレキャスの指板を触れらないでフレットを交換して」というもの。「そんなん無理!」と言いたいところですが、全体のルックスを見るとたしかにこの風貌で指板だけピカピカでは台無しだな、と私でも思います。何とかやってみます。

      

     

    フレットを慎重に抜いて指板面にバリがでないように・・・ずっごく時間を掛けました。フレット溝端をアロンで固めてからフレット幅のヤスリで凸凹を調整します。フレットはジェシカーミディアムゲージを打ちました。

      

     

    指板面を削って調整できなかったので、平滑度はフレットピークで合わせます。精度を出すため強めに「擦り合わせ」しています。その後ピークを各種ヤスリを使って削り出します。

      

     

    ヤスリ傷を取るためペーパーを当てますが、あまりピカピカにすると興ざめしますので艶が出る前にやめます。

      

     

    ナットも交換しましたが、これも古めかしく仕上げます。レリック仕上げですね。

      

     

    CBS傘下時代のフェンダーの糸巻きはこんな感じでした。リテイナーも二つ付いています。こうすれば3弦にテンションが掛かりますね。

      

     

    難題でしたが「やればできるじゃん」と我ながら思いました。これで雰囲気を壊さずフレットだけ新しくできました。

    先の本の話に戻りますが、大道芸で生活していく度量は、いかに臨機応変に対応できるかにあると推測します。バスカー(路上ライブでお金を稼ぐ者)として12年ロンドン暮らしをした土門氏は、いくつもの難問を超えて来た人物であることは間違いないでしょう。

    三鷹市の蕎麦屋「や乃家」で生BGMの彼のソロギターが聴けるらしい・・・

     

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