<< リペア ファイル その491 | main | リペア ファイル その493 >>
2018.10.11 Thursday

リペア ファイル その492

0

    SUZUKI クラシックギター / フレットすり合わせ・ナット交換・サドル交換・全体クリーニング

     

    蔵の中にあったという古い古いスズキのクラシックギター。なんとオール単板モデルでした。昔のスズキのクラシックギターのほとんどは合板製でしたので、「こんなモデルもあったのか」と驚きました。

     

    ヴァイオリンの量産スタイルを確立したスズキですが、昭和前半にマンドリンやクラシックギターの生産にも取り掛かったようです。このギターはヴァイオリンと同じ材料のトップ・スプルース/サイド&バック・メイプル/ネック・メイプルとクラシックギターとしては少し変則の材料で作られていました。

      

     

    フレットの打ち方に少し難がありましたので、フレットの頂点を整えるために「フレットすり合わせ」をしました。

      

     

    合金であるフレットは酸化してくすんでいましたが、ペーパーで磨いていくとピカピカに生まれ変わります。

      

     

    ナットの精度も低かったので牛骨で新たに作り直しました。

      

     

    サドルも同じく新調しました。弦高をなるべく下げて欲しいとのことでサドルで調整します。12フレット上で1弦2.5ミリ 6弦4ミリに設定しました。

      

     

    ギターというモノは捨てられないのですね。ときどき、蔵とか押入れとか物置から古いギターが出て来ます。このギターはネックの状態がよく、保管してるところの湿度があまり高くなかったと思われます。どうしても空気が動かない場所に長期に保管されると、塗装のしていない指板が湿度を含み、伸びてネックが狂ってしまいます。おまけに弦が緩めてなかったりすれば、ひどい順反りになり弦高が高くて弾けない状態になってしまいます。

      

    この楽器は全体に「埃焼け(ほこりやけ)」(埃に油分が吸着して全体に薄い膜を作っている状態)していましたので、コンパウンドを塗ってバフで磨き上げました。すると鏡面が復活してくれます。きれいになって依頼者には喜んでもらえました。出音は豊かで低音がよく鳴っていました。3番線のハイポジションも音痩せがなく、単板モデルの実力を垣間見ました。

     

     

    ----------------------------------------------

    お問い合わせ」は 9notes@huni.enat.jp または 080-2660-2284 まで

     

    9notes ホームページ


    ブログ「よごれた顔でこんにちは」

    homeで新着情報 ”ほぼ毎日”つぶやいています

    スモークド乾燥処理済み『 ギブソン J-45 ・Remodeling』の販売

    にほんブログ村 音楽ブログ ギターへ
     

     FC2 Blog

     

                                                                              ギター工房9notesは岐阜・恵那インターチェンジより車で15分

     

     

     

     

    コメント
    コメントする








     
    この記事のトラックバックURL
    トラックバック
    Calendar
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    28293031   
    << October 2018 >>
    Selected Entries
    Categories
    Archives
    Recommend
    Links
    Profile
    Search this site.
    Others
    Mobile
    qrcode
    Powered by
    30days Album
    無料ブログ作成サービス JUGEM