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2018.09.07 Friday

リペア ファイル その485

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    Mesopotamia Guitar Ab /  フレットすり合わせ・ナット交換・駒上面修正加工・弦高調整

     

    中国のメーカーだという”メソポタミア・ギター”。まだ日本にはほとんど入っていないらしい。オールコア単板仕様の贅沢な作りでした。ただ「フレットワーク」が甘く、ビビリ音を発しています。めきめきと力をつけて来た中国メーカーですが、唯一の弱点が「ネックのつくり」で、そこを克服すれば日本製品を凌ぐ日も遠くないと思われます。

     

    ということで、フレットピークのバラ付きを「フレットすり合わせ」で修正します。高低があって結構深く擦りました。三角ヤスリで台形になったフレットの角を丸めていきます。

      

     

    それからヤスリ傷をペーパーで取ります。ペーパーの番手を♯180・♯240・♯320・♯600・♯1000・♯1500と変えた後、金属磨き粉でピカピカになるまで磨いてあります。

      

     

    ナット溝も低いのが複数ありました。交換になります。まだ新しいのにもったいなかった。

      

     

    駒はサドルとブリッジピンの間に角度を強くつけるため「段差加工」してありました。その設計思想はいいのですが、計算が違いか角に弦が当たっています。修正することにします。

      

     

    駒の上面をやや下げながら、角を丸く面取りしておきました。これでブリッジピンからサドルヘッドまで、弦がストレスなしに立ち上がることができます。

      

     

    サウンドホールにはマグネットPUとマイクの2wayシステムの「SkySonic」が搭載されていました。

      

    ボディには「コンタクター加工」がされていて高級機なみの仕様となっています。(この加工は手間がかかるので日本のメーカーはあまりやりたがりませんね。米国製”テーラー”のラインナップにはあるので、日本のメーカーも頑張って取り入れて欲しいものです)

     

    指板にはリーフ(葉っぱ)デザインのインレイが全面に入っていました。メソポタミア文明と関連するデザインなのでしょうか?

      

     

    コア材を豊富に持っているのでしょう。合板でなくトップほかサイド&バックも単板で使っています。コア材はすでに希少材になっています。このトップの杢にはほれぼれしました。世界的に楽器材のグレードが落ちていく中(材料が枯渇しつつあるので)中国メーカーだけいい材料をお値打ち価格で製品化しています。産地で材木を”爆買い”しているからでしょう。ギターの世界にも中国マネーの影響をみることができます。

     

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