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2018.06.15 Friday

リペア ファイル その465

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    モーリス W-100D/ ネックアイロン矯正・フレット交換(オーバーバインディング)・ナット交換

     

    ”縦ロゴ・MORRIS”はモーリスの上級機種でしたね。70年代に一世を風靡したコピー「モーリス持てばスーパースターも夢じゃない」で かまやつひろし氏が持っていたのも縦ロゴ・モーリスでした。この機種は”堀内孝雄モデル”のようです。

     

    この頃のかまやつさんは地毛だったのかなぁ。

       

     

    ネックの状態がよくなく弦高が高くなっていました。フレットも交換時期だったのでネック・フレットの「オーバーホール」をしました。「元起き」状態だったのでフレットを抜いてから「ネックアイロン矯正」で修正しました。

      

     

    次ぎは指板を調整します。指板全面に貝のインレイが入っているので指板をあまり強く削れません。なので「アイロン」であらかじめ「矯正」して指板の削る量を減らすようにしています。フレットタングで貝が割れるのを防ぐため切れ込みが広くなっていました。(メーカーの細かい配慮が伺えますね)

      

     

    (ギターが振動しないように鉄板の重しを載せて)フレットを打ち込んで行きます。オーバーバインディング仕様なので端を専用の道具で処理しています。

      

     

    軽く「すり合わせ」してフレットピークを整えて、再び山頂をつけ直し、フレットをピカピカになるまでペーパーやコンパウンドで磨き上げておきます。(「フレット打ち」後に「すり合わせ」しないやり方もありますが、私はやった方が精度が出るので行っています)

      

     

    完成。これだけの貝が入っているとゴージャスですね。

     

    ナットも交換します。ナットの高さを決めるには、鉛筆の断面を半分にしたもの(こうするとフレットのピークと同じ高さになる)を1ミリの薄板の上に載せてラインを描きます。次に薄板を外してもう一度ラインを描くと、ナットの上面ラインと弦溝深さラインが決まります。

      

     

    トップはスプルース単板。バックは合板ながらハカランダ/フレイムメイプルの3ピース構造で美しいです。

      

    指板上面で仕込み角度の変更がされているので、サドルをほとんど調整しないで弦高を下げることができています。

     

    上級モデルだけあって、ダイナミックレンジが広く透明感のある音がしました。永らくクローゼットで眠っていたお宝が復活したので、依頼主にも喜んでいただけました。

     

     

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