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2018.04.26 Thursday

リペア ファイル その453

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    SUZUKI”4”ウクレレ / ボディサイド(胴)割れ修理

     

    日本で最初の楽器メーカー”SUZUKI(鈴木)”製のウクレレです。”鈴木”は明治時代よりヴァイオリン製造をはじめ、後にマンドリン・ギター・ウクレレなど弦楽器をファクトリーメイドで生産しました。名古屋市が発祥の地だったので、関連会社(楽器問屋・楽器材木商・メーカーなど)がこの地域に多く生まれる結果となります。(ほとんど同時期に浜松からは、オルガンの”ヤマハ(山葉)”が出ました。この2社が日本の楽器つくりの元祖ですよ)

     

    名古屋の本社のほか、岐阜県恵那や長野県木曽にも下請け/関連工場を持っており、低価格帯のバイオリンを中心に生産していました。それ以外の楽器「ギター・マンドリン・ウクレレ」はこの2社で作られたものです。

      

     

    ボディサイドがパカーンと割れてしまっています。ペグが回らず叩いたら胴/側が裂けてしまったそうです。ネックブロックも割れていました。サイド&バックは桂(かつら)材の単板で出来ていてサイドは柾目板なので裂けたのです。(合板ではこうならない)

      

     

    ニカワを流して接着します。あて木を作っておいて素早くクランプが掛けられるようにしてあります。ボディボトムも接着。(接着面が長いので2回に分けて作業しました)

      

     

    今回は塗装はなしで接着のみ。塗装も薄く仕上がっていましたので結果この方法がよかったです。(ウクレレは塗装が薄いに越したことはないです)

     

    カワイイ! トップはスプルースです。その出音のやわらかでふくよかなこと。たまたまリペア依頼で見えていたギターの先生が欲しがっておりました。このウクレレはヤフオクで3000円ぐらいだったと聞きます。オール単板でしかも珍しい国産材の”桂”が使われているのでお買い得でしたね。まぁ、これは昔の量産品ですから付加価値がつくような楽器ではないのですが、依頼主は大満足で「心地いい!」と喜んでくれました。

      

     

     

    関連ブログ:日本のヴァイオリン製作の先駆者「鈴木政吉」

     

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