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2018.04.10 Tuesday

リペア ファイル その449

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    マーチン D−28 / ネックアイロン矯正・フレットすり合わせ・駒上面削り

     

    トラスロッドのないマーチンのネック反りは、「ネックアイロン矯正」か「フレットタングを楔状にして打ち込む(フレット交換)」かで修正するしか方法がないと思います。また弦高が高くなる原因は、ネックの反りだけではなくトップの膨らみが進行してなるケースもあり、多くはその複合です。

     

    まずは「アイロン」で熱をかけてネックを矯正します。木材は熱を加えると曲がる性質があり、それを応用するのです。

      

    「ネックの反り」と「仕込み角度」とそれぞれ修正してやります。

     

    経年変化でネックのねじれや狂いが生じていますので、ネック矯正後にフレットピーク(頂点)を平ヤスリで真っ直ぐにします。ピークが平らになるので、それを半丸ヤスリや三角ヤスリでピークをつけ直してやります。

      

     

    それからヤスリ痕をペーパーで磨いて落として行って、最後は”金属磨き”で拭き上げピカピカに。

      

     

    仕込み角度を付けてやっても充分に弦高が下がらなかったので、駒(ブリッジ)の上面を1.5ミリほどカンナで削って落とします。この駒は元々厚かったので駒の形状もほとんど変わらないで仕上がりました。

      

     

    駒の上面を削った結果、ブリッジピン穴からサドルの頂点までの立ち上がり角度が生まれました。これで弦振動がしっかりサドルへ伝わります。

     

    「ネックの反り」がなくなり「仕込み角度」も付いています。

     

    D−28はローズサイドバックできれいな倍音が特徴ですね。倍音がフルオーケストラのような響きを作っています。ローズウッド材は重く硬く、またバラのようなに匂いがします。この匂いが「ローズ(バラ)」ウッドの由来でしょう。

    近頃、ローズウッドは『ワシントン条約 付属書供戮忙慊蠅気譴燭燭瓠∋挫呂両斂製颪ないと輸出が許可されなくなりました。これまで違法な伐採や密輸により木材資源が枯渇しようとしている現状でしたので、なんらかの規制はしかたないところです。限られた資源を守り、子孫に残して行きたいですね。

     

    関連ブログ:

    マーチンギター修理インデックス:http://9notes.jugem.jp/?eid=307

     

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