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2018.03.12 Monday

リペア ファイル その442

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    YAMAHA SG-2000 / フレットすり合わせ・ロッド調整・弦高調整

     

    Japan Vintage・日本の名器と呼ぶにふさわしい「ヤマハSG2000」、高中正義のメインギターでこの楽器も”タカナカ・ブルー”に塗られています。サンタナや野呂一生もヤマハSGを使っていますが、やはり高中のイメージが強く残っています。

     

    ハイポジションでビビリがあるため「ロッド調整」と「フレットすり合わせ」して行きます。フレットピークを平ヤスリで整えてピークを均一に仕上げ、その後 平ヤスリで台形になったピーク(山頂)を三角ヤスリなどで削り出して再び尖ったピークを作り出します。

      

     

    フレットの両脇から攻めて山頂が細い線として残っています。そうやってフレット一本一本山頂を削り出してからその傷をペーパーで研いできれいに仕上げ、最後はバフで磨き上げます。

      

     

    完成。もともと使用感の薄い いい状態のフレットでしたが、幅の広くて背の低いフレットが使われていました。なぜこんなに背の低いフレットを使うのだろう・・この当時はこのようなフレットが流行っていたのかも。ジムダンロップの”♯6100”がポピュラーになってから背の高いフレットが認知されたのかも知れません。

      

     

    ブリッジの下には真鍮のブロックが埋め込まれてサスティーンを伸ばす工夫がされています。ノブの位置もLPとは若干違います。アウトプットはトップにあります。このあたりはギブソンSGに近いですね。

      

     

    ヤマハのPUには3つの高さ調整ビスでエスカッションに取り付けられていますが、2点で支持するより安定感がよく傾きも調整できる優れモノです。(オープンタイプですがカバードタイプのようなPU)

     

    ”2000”はスルーネック構造です。ボディ材も中央のメイプル材にトップ・メイプルとバック・マホガニーが組み木のように接合されていて複雑です。

     

    ヘッドがやや白濁していましたが、状態はいいです(ビンテージ化して味が出るにはラッカー塗装であることが必要ですね。せめてトップモデルくらいはオールラッカー仕上げにして欲しいと私は思っています)

     

    ギブソンのヘッドよりペグの付いている位置が上寄りです。

     

    ”だるま”の愛称もあったヤマハSGですが、近年のタイプはもっとトップの彫りを深くしてありました。それがどうもそれが評判がよくなく打ち切られたみたいです。PRSに対抗して彫りを深くしたのでしょうが、この時期のSGはすでに完成度が高いのですから自信を持って続けてもらいたいです。

     

     

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