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2018.03.08 Thursday

リペア ファイル その441

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    チャキ P−100 1985製 /  ネックリセット(タッチアップ塗装・フレット調整・クリーニング)

     

    Chakiの古いピックギター(ジャズギター)です。私等50代には、このギターと来たら”憂歌団のギタリストである内田勘太郎”を連想してしまいます。(現在彼はKヤイリのアコギを使っておられますが・・・これをツアーで使うとコンディション維持が難しいのだそうです)

      

     

    ヒール部がガタガタしてて弦高が低くなっていました。一度外して再接着し、仕込み角度を適正にしてやる必要があります。

     

    エスプレッソメーカーで蒸気(スチーム)を発生させてネックジョイントを弛めています。ダブテールの深さが解らない(マーチンならば15フレット下だと解っているが・・・)ので隙間から蒸気を入れながらさらに奥に進む、のを繰り返し無事外しました。

      

     

    バインディングも弱っていたので修理します。ダブテールの”メス”部にシムを挟んできつくし、オスを差し込みながら接合部全面が均等に当たるようにノミを使いながら調整して行きます。

      

     

    ネックに対してダブテールがやや小さいですね。ネックヒールが完全密着するように仕込み角度を修正しながらヒール部の精度を上げて行きます。その後 木口(こぐち)接着がうまくいくように「サイジング」(接着性がよくなるように接着剤で導管をあらかじめ固めておくこと)しておきます。

      

     

    タイトボンドで接着。すかさずクランプでかしめます。定規で角度とセンターがきちんと出ているか確認。乾燥後、塗装が剥離した部分をタッチアップで修正しています。

      

     

    完成。 ピックギターの指板面はボディから浮いていますのでアコギよりもネック強度が低いですね。この構造の宿命です。

      

     

    ブリッジで充分高さが確保できました。これでトップに圧がかかり弦振動をしっかり受け止められます。

      

     

    貫禄のアーチトップ・カッタウエイ。Chakiの個体は当たり外れがあると聞きますが、こいつは当たり。モコモコした音ではなくチャキチャキした甲高いサウンドで鳴ってくれます。それでいてローもしっかりあるので生音が迫力あります。PUを使わないでこのままプレーして欲しい楽器ですね

      

     

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