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2012.07.03 Tuesday

梅雨空に漆

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    梅雨で湿度が高くなるこの季節にする仕事に、「漆塗り」があります。


    日常使いで剥げてきた「拭漆」のお椀を塗りなおします。
    メンテナンスです。


    漆は湿度が高くなると乾きやすい性質(ウルシオールが水分と結合する)があるので、梅雨空で気温も高めのこの時期が一番、漆が塗りやすいのです。


    ふつう乾くのは、温度が高く湿度が低くが常識でしょうから、湿度で漆が乾くとは不思議でしょう。


    ギターの塗装で使うニトロセルロース・ラッカーは、湿度が高いと白濁してしまい、塗装ができなくなってしまいギターの仕事はあがったりなんですがね。漆はまったく逆になります。


    せっかく覚えた漆塗りの技法なんですが、最近はめっきり使うことがなくなりました。全身漆かぶれになるという代償を払って覚えたのですが。


    今回は3年ぶりの漆塗りなので、またかぶれないかドキドキしています。
    でも独特の艶はきれいですね。においも好きです。


    漆は最古の接着剤であり塗料です。縄文時代の漆塗りの櫛が出土しています。酸にもアルカリにも強い漆は最高の塗料であることは、化学物質が発達した現在も変わりがないそうです。また、環境にも負荷を掛けませんね。


    いつかギターにも使ってみますよ。「拭漆」の技法を使うと塗装膜の薄さは他の比ではありませんから、楽器が鳴ること請け合いです。

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    ギター工房9notesホームページへどうぞ

     

     

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