<< リペア ファイル その429 | main | リペア ファイル その431 >>
2018.01.21 Sunday

リペア ファイル その430

0

    ヤマハ FG−130 / ネックアイロン矯正・弦高調整(サドル溝堀直し・駒削り・サドル調整)

     

    弦高が高くで演奏不可能な状態です。「リセット」など手を入れればまた弾ける状態にできますが、この手の国産ギターは低価格で取引きされているので、修理にあまりお金を掛けることができないことが多いのが現状です。それを踏まえて、ぎりぎりの予算内で可能な限りの作業をします。

     

    まずは「ネックアイロン矯正」ロッド調整してから”仕込み角度”を修正してやります。12F 6弦4ミリあった弦高を3ミリまで下げることができました。しかし、この個体はそれ以上は何度やっても曲がってくれません。

     

    そこで次ぎに駒側で対処することになります。サドルを下げるために駒を削ります。理由はサドルとブリッジピンとの間に落差が必要だからです。ここで問題発生。サドルの溝が浅く 駒を削るとサドルが溝がなくなってしまいます。そのため「サドル溝を掘り直す」加工が必要になります。その準備ため一旦 サドル溝をローズで埋め直します。

      

     

    ジグをセットしてルータートリマーでサドル溝を深く加工します。ブリッジピン穴も修正します。(そのままではピンが飛び出してしまうので)

      

     

    サドルとの落差がわずかですので、弦の誘導溝をサドル近くまで伸ばして「立ち上がり角度」を確保。これで12F 6弦2.5ミリ 1弦2ミリにできました。今回はこれで完了しましたが、駒をもっと削ると弦のボールエンドからの巻き上げ部分が、サドルに乗ってしまう現象が起きることがあります。そうなったらトップ裏に薄板が貼り付けてボールエンドの位置を下げてやる処置が必要になります。

     

    現在のヘッドとは逆の 先端に行くにしたがって狭まるタイプです。YAMAHAのロゴではなく”音叉”マークが・・・

    弦を張って出した音のデカイこと!このボディでこの音量はたいしたものです。苦労して復活させた甲斐がありました。まさに「古いギターは言い音がするのさ」です。

      

     

    普及機なので市場に多く出回っていると思います。なので案外 押入れや倉庫で眠っていることも多いでしょう。湿度の高い押入れや倉庫で眠っている間にネックが反ってしまい、懐かしくなり取り出したときには弦高が高くで弾けない状態に、なんてことがあるんじゃないでしょうか? 合板トップでも30年も経つ枯れていい音を醸し出すようになりますよ。一度押入れを探して見てはいかがでしょう。

     

     

    --------------------------------------------

     

    「お問い合わせ」は 9notes@huni.enat.jp または 080-2660-2284 まで

     

    9notes ホームページ


    ブログ「よごれた顔でこんにちは」

    homeで新着情報 ”ほぼ毎日”つぶやいています

    「栃の耳付き材のテレキャス」販売

    にほんブログ村 音楽ブログ ギターへ
     

     FC2 Blog

                                                                               ギター工房9notesは岐阜・恵那インターチェンジより車で15分

     

    コメント
    コメントする








     
    この記事のトラックバックURL
    トラックバック
    Calendar
      12345
    6789101112
    13141516171819
    20212223242526
    2728293031  
    << May 2018 >>
    Selected Entries
    Categories
    Archives
    Recommend
    Links
    Profile
    Search this site.
    Others
    Mobile
    qrcode
    Powered by
    30days Album
    無料ブログ作成サービス JUGEM