<< リペア ファイル その428 | main | リペア ファイル その430 >>
2018.01.17 Wednesday

リペア ファイル その429

0

    マーチン  D16−A  /   バインディング外れ修復・ピックガード交換

     

    ”アッシュ”というアコギには珍しい材木がサイド&バックに使われているマーチン・ドレットノート。バインディングが外れてきました。”セル”素材で巻いてあるバインディングは、どうしても経年変化で痩せて来てしまいます。

     

    腰のくびれ部分は特に剥がれやすくセルが浮いて来ます。この修復には、セルをドライヤーで温めてから接着剤を入れて、テープとクランプで固定してやることで解決できます。

      

     

    その後、はみ出た接着剤をきれいにしてから、細かい番手の水ペーパーで研いでバフで磨いて仕上げます。このギターのセル・バインディングは”べっ甲柄”でした。白バインディングとは感じが違いますね。

      

     

    黒いピックガード(PG)を”べっ甲柄”に交換したいとのこと。ますはPGをドライヤーで暖めながら少しずつ剥がして行きます。焦るとトップのスプルース材も引っ張られて引き裂いてしまうので、気をつけながら・・・ このPGは新しいのか トップに両面テープが残ってしまいました(古いとテープもいっしょに剥がれてくれる)。それを”Zippo”オイルでクリーニングします。

      

     

    何枚かの素材(塩ビ材)の中から明かる目の一枚を選択されました。これをリングにピッタリ合うように加工します。

      

     

    PGの面の処理もしっかりやってギター本体に馴染むように仕上げました。黒PGとは全体の印象がすっかり変わります。素材の威力って大きいですな。この形はティアドロップ型と言いますが、「涙のしずく形」という意味です。アコギの定番の形ですが、マーチンギターの代名詞にもなっていますね。

      

     

    ローズでもマホガニーでもないサイド&バック材のアッシュが使われていますが、サウンドはマホとロースの中間くらいです。これはいいサウンド傾向で、ほかの広葉樹も使えることを意味します。ローズ規制がかかり、これから別の材に需要が移って行くでしょうから、アッシュなどの「環孔材(導管が環状にならんでいる木種)」も使われて行くことになる と私は読んでいます。

     

    関連ブログ:

    マーチンギター修理インデックス:http://9notes.jugem.jp/?eid=307

     

    ----------------------------------------------

     

    「お問い合わせ」は 9notes@huni.enat.jp または 080-2660-2284 まで

     

    9notes ホームページ


    ブログ「よごれた顔でこんにちは」

    homeで新着情報 ”ほぼ毎日”つぶやいています

    「栃の耳付き材のテレキャス」販売

    にほんブログ村 音楽ブログ ギターへ
     

     FC2 Blog

                                                                               ギター工房9notesは岐阜・恵那インターチェンジより車で15分

     

     

     

    コメント
    コメントする








     
    この記事のトラックバックURL
    トラックバック
    Calendar
       1234
    567891011
    12131415161718
    19202122232425
    262728293031 
    << August 2018 >>
    Selected Entries
    Categories
    Archives
    Recommend
    Links
    Profile
    Search this site.
    Others
    Mobile
    qrcode
    Powered by
    30days Album
    無料ブログ作成サービス JUGEM