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2017.07.11 Tuesday

リペア ファイル その327

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    Sヤイリ YD−305 / ネックアイロン矯正・フレットすり合わせ

     

    マーチンギター所持者のサブギターとして使われることも多い”S・ヤイリ”。YD305はオール単板モデル(トップ/スプルース・バック&サイド/ローズウッド)で1970年代製です。出番が少なくケースで眠っている間に弦高が高くなってしまったそうです。

     

    ネックの「順反り」と「元起き」が原因です。ネックアイロンで熱を加えながら独自の方法で「逆反り」させながら「仕込み角度」を矯正してやります。(ネックリセットまではどうも・・・という方は「アイロン矯正」が有効だと思いますが、いかがでしょう)

     

    ネックとボディのジョイント部14フレットから曲がっています。(弦を張った張力でこの部分が真っ直ぐになればベスト)

     

    フレットの頂上部(フレットピーク)を整えるため「フレットすり合わせ」を行います。ローフレットがかなり磨り減っていたので、この部分(つまりナット側を)を多く削り込むことで、フレット上でも仕込み角度をつけてやります。

     

    フレットピークを擦ったので台形になったフレットに再びピークをつけ直し手やります。各種ヤスリを駆使して頂点がきちんと出ているフレットに整形します。その後、ヤスリ傷をペーパーの番手を変えながら磨いて行きます。

     

    ナット溝も修正して弦を張った状態。サドルを削らないで弦高を下げることに成功!

     

    70年代マーチンコピー機の中では群を抜いて細部までこだわった”S・ヤイリ”。 ナットの底がマーチンのように斜めに整形してある。この仕様は手がかかるんですよね。(ここで手を抜くメーカーが多かった)

     

    ネックがテンションをしっかり受け止め深い鳴りを取り戻した”305”。スリーピースバックがおしゃれに見えますね。

      

    ヤイリと名乗る会社はK社とS社がありますが、現在国内製造を続けているのは”K・ヤイリ”社。新品で出回っている”S・ヤイリ”は中国製のライセンス機(問屋の”キョーリツ”がブランド保持している)です。それも出来がいいですよ。 

     

    この二つの会社は、日本最初の楽器メーカー「鈴木・バイオリン」の職人だった矢入儀一が始めた会社とその弟が作った会社だと聞いたことがあります。S・yairiは一度倒産していますが、私の親方はそのS.yairi の元職人でした。 なのでつい”S”の方に肩入れしちゃいます。

     

     

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