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2017.07.08 Saturday

リペア ファイル その326

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    ギブソン LP ’92 classic plus / ネックアイロン矯正・フレットすり合わせ・ロッド調整・ナット再整形

     

    私はLes Paul の歴史についてあまり詳しくないので、お客さんから教えていただくこと大です。当初これは「ヒスコレ」かと思ったのですが、1992年製のclassic plusとのこと。杢もよく見事な「リイシュー」です。(’93年以降が「ヒストリックコレクション」だったか?)

     

    「ねじれ」に関しての問い合わせでしたので、ネックの「ねじれ」を計測しています。ナット部とエンド部に同じ寸法の板を載せて遠めから眺めて「捩れ」を読むのです。木工でやる伝統的な計測方法です。ネックの「ねじれ」はほんのわずかでした。

      

     

    ロッドを弛めたら大きく「順反り」になってしまいました。ロッドをきつく閉めたせいでネックがねじれたとも考えられます。

     

    ネックを「アイロン矯正」しています。「逆反り」になるくらいに矯正しますが、一度で行わず数度の矯正で任意の反りになるように時間と温度調整しながら行っています。

     

    アイロンを外してわずか逆反りに・・・ロッドにも余裕が出来ました。

     

    フレットを擦り合わせして、この設定でフレットピークが揃うように平ヤスリでピークを削ってやります。ピークにヤスリが当たり台形になったフレットに再び頂上をつけ直してやります。各種ヤスリを使って整形します。

      

     

    レス・ポールの指板はバインディングが巻いてありますが、オーバーヴァインディングではなくバインディングをフレットに合わせて削ってあるんですよね。ギブソン・ファクトリー・ツアーの画像でそこの整形が映っていましたが、機械で荒取りした後にカミソリ刃で整形していました。やっぱ手作業なんだ・・・と思いました。

      

     

    ナットも少し整形し直してあります。6弦から1弦に極端にテーパーをつけるとネックが「ねじれ」て見える現象がおきますから。

     

    カラーは「レモンドロップ」。元々はサンバースト塗装の赤系塗料が退色してこの色になったようですが、実際「赤系」の塗料は安定しません。サンバーストは染料系の着色剤ですが、塗りつぶしの顔料系の塗料でも同じです。例えばフェンダーの「フィエスタレッド」も退色して「サーモンピンク」とかになったりするケースがあったり。(どちらもゲーリームーアと関連してる・・・)

    それにしても美しいギターでした。(サウンドももちろんバッチリ!)

     

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