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2016.04.02 Saturday

リペア ファイル その230

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    ヤマハ GC82S / フレット交換・ナット交換・サドル交換

    YAMAHAのグランド・コンサートの高級モデルです。ハウザー型ですね。塗装はセラックで材料も吟味されたもので構成されています。トップ/ジャーマンスプルース・サイド・バック/マダカスマルローズ


    すでにフレット擦り合わせがしてあり、フレットが低くなって来たので高めのフレットに交換して欲しいとのこと。Jescarの♯55090を使うことにしました。
      

    このフレットは指板への食いつきがいいですね。クラシックギターにはトラスロッドがないので、フレットタングでネックにクサビを打ち突けた様な感じでネックの剛性を助けます。フレットを打ったら、擦り合わせしてフレットピークを揃え、その後 専用ヤスリで山型の整形し直し、最終的にはペーパーの番手を上げながらピカピかに磨きあげて行きます。
      

    弦は「村治佳織セット」を張りました。高音弦は「オーガスチン インペリアル」、低音弦は「サバレス・コラム ハイテンション」の組み合わせになっています。
      

    フレットが高くなったので結果サドル高も上がります。サドルを交換しました(ナット交換も)。ラベルにはヤマハのルシアー名が入っていますね。このグレードならば、ほとんど個人製作家の楽器と同じで、細部まで目が行き届いた作りになっています。(メーカーだとラインで作るのが主流ですので、マスタービルダー製はまったく別ラインでしょう)
      

    失礼ながら出音にびっくりしました。大変よく鳴っています。ヤマハの底力を感じた瞬間でした。総合メーカーが鳴るクラシックギターを作るのは難しいのですよ。スティール弦のギターとは「鳴る」ようにするポイントはいくつも違って来ますので、クラシックギターはクラシックギター専門工房(河野ギターとか)が手掛けることになるのですが、ヤマハはこのレベルのクラシックギターも作ってしまうとは、いやはや さすがヤマハ。恐れ入りました。
      

    力木は細く、ブレイシングパターンは本数の少なく緩やかなファンタイプ(トーレススタイル)。表板の素材の良さがこの音を決定付けていると感じました。力木以前に表板の良し悪しが決め手になっています。その点メーカーは、材料の充分なストックと湿度管理がなされているので有利でもあります。

    あとはその個性に合わせて表板の厚みを決め行き、最終的にタップトーンで力木の強度の加減をするのでしょう。それを行うのがマスター・ルシアーですね。(ほかに呼び名はいろいろあるかな。マスタービルダーとかクラフトマンとか)

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