<< リペア ファイル その223 | main | リペア ファイル その225 >>
2016.03.11 Friday

リペア ファイル その224

0
    ホセ・ラミレス class 1a /  ネックアイロン矯正・フレットすりあわせ・弦高調整

    「音がいい」ので高いグレードの”ホセ・ラミレス”に間違いありません。クラシックギターは値段と比例して音質・余韻に差が出ます。ナイロン弦を鳴らすのは、スチール弦より難しいところがありますから。


    古い楽器で過去にいくつか修理されています。なぜだが6弦(低音側)のハイフレット部の指板が削ってありました。弦の振幅が大きいのでそれに対して処置されたのだと思いますが、依頼主のお望みの弦高設定と違ったので「仕込み角度」を付けて「弦高を下げる」ため「ネックアイロン矯正」することにします。


    サドルがすでに限界まで下げてあるので、「仕込み角度」を付けることによってサドル高に余裕をもたせます。その分、サドルを削って弦高を下げることが可能になるのです。左の図で、12フレットより先が角度がついて沈んでいるのが解るでしょうか。
      

    「アイロン矯正」するとフレットピーク(フレットの登頂部)にバラつきが出てしまうので、「フレットすり合わせ」作業を入れてピークをそろえます(頭が平らになる)。その後、フレットに再び「山」を付けるため専用ヤスリで削りピークを付け直します。
      

    弦は”村治佳織(むらじ かおり)”スペシャルセットで高音弦は「オーガスチン インペリアル」、低音弦は「コラム ハイテンション」の組み合わせになっています。弦高は12Fで「6弦3.5ミリ」「1弦2.5ミリ」。 (過去の修理で指板にアールがつけてありました)
      

    ハイテンションの弦を使うと音量がアップしますしクリアでサスティーンも違います。ただし、古い楽器はノーマルテンションに合うようにトップの剛性が作られていますので、弦を張りっぱなしにするとトップが膨らんでしまう可能性があるので、注意が必要です。(演奏後は弛めるようにすれば問題ありません)
      

    クラシックギターは近年、新しい構造(ラティスブレイシングやレイズドフィンガーボード、ダブルトップなど)が注目を浴びてモダンなサウンドを奏でていますが、”弦”も新製品が出ています。チタンやカーボンを使った弦などです。テンションもスーパーハイからスーパーローまで選べるようになっています。

    もちろん伝統的なトーレスモデルの「音の余韻」や「艶」のある音色もクラシックギターの大きな魅力ですね。この楽器はその伝統をそのまま見事に表現していました。

    ---------------------------------------------------

    Please click

    ブログ「よごれた顔でこんにちは」

    Shop「アーム付きアコギ/9notes カスタム・ゼロワン」販売中

    ギター工房9notes HPへどうぞ homeでほぼ毎日つぶやいています

    Shop「耳付き」テレキャス・ボディ材 販売

    Guo Yulong ダブルトップ・クラシギターの受注販売受付中


    にほんブログ村 音楽ブログ ギターへ
     
     FC2 Blog
    コメント
    コメントする








     
    この記事のトラックバックURL
    トラックバック
    Calendar
          1
    2345678
    9101112131415
    16171819202122
    23242526272829
    30      
    << September 2018 >>
    Selected Entries
    Categories
    Archives
    Recommend
    Links
    Profile
    Search this site.
    Others
    Mobile
    qrcode
    Powered by
    30days Album
    無料ブログ作成サービス JUGEM