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2014.09.02 Tuesday

リペア ファイル その99

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    マーチン 00−42 / ネックアングル矯正・ロングサドル交換・フレットすり合わせ

    マーチンでしばしば見かける「ネック起き」がそれほど顕著な楽器ではありませんが、弦高を下げるために「サドルを削る」対策をすでにしてあるので、「ネックリセット」か「ネックアイロン矯正」かでネックアングルを変更して 、サドル高を上げながら弦高を下げることを試みました。

    まず「ネックアイロン矯正」を試み、それがうまくいかない時は「ネックリセット」することに。私は「ネックアイロン矯正」の成功率がここのところ高いので、その順序をお勧めしました。修理代金もこちらの方がお値打ちですし。

    「アイロン矯正」に木工の曲げ木技法を応用するのを思いついたので、成功率が上がったのです。14フレットのところから仕込み角度が付くように矯正します。複数回の矯正で希望設定まで持って行きます。

    「アイロン矯正」では元に戻るんではないかと、心配される方も見えますが、たしかに「曲げ木」にもリバウンドがあります。しかし、その分を見越せば、かなりの確率で適正値になると実感じています。(伝統的なウインザーチェアーの笠木は、角木をUの字に曲げています。木は曲がるんです。)




    マーチンのロングサドルは、サドル倒れ防止のため底が接着されています。抜けないのでミカルタ製のサドルの中心をノコギリで溝を入れ、ブリッジに傷が付かないようにしながら割って外します。(写真左はあぜ引きノコギリ)


    最近のロングサドルは、掘り込みしてあるので端が丸いですが、このタイプは角が立っていますね。構造的には、掘り込み式の方がサドルが前方に倒れにくいしgoodなのですが、このタイプには根強い人気があります。

    交換した牛骨サドルを接着するのもいやなのでタイトにはめて強度を持たせます。ただ牛骨はミカルタほど粘りがないのでサドル端が薄くなると欠けてしまいます。接着すればそうならないですがね。端の処理がオリジナルほど精度が出ないのが悔しい・・

    サドル高が適正だとブリッジピンからの立ち上がり角度が十分とれて、サウンドに腰が入り、音量もUPします。



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