<< リペア・ファイル その54 | main | モディファイ(modify)・テレキャスターbyスクワイヤーの販売 >>
2013.10.22 Tuesday

モディファイ(modify)・テレキャスターbyスクワイヤー

0

     モディファイ(modify)・テレキャスターbyスクワイヤー


    今週末にある「恵那産業博」に出品するために、以前スモークド乾燥の実験用にしていた新品のスクワイヤー製のテレキャスをグレードアップさせて組み立て直しました。

    まさにモディファイ(modify)「改造」です。

    十二分にスモークしてありますので、ボディもネックも変色しています。ヤニをアルコールで拭いてバフ掛けすれば、再び新品らしくなりますが、サテン仕上げのネックはバフ磨きしてもいまいちですし、ヤニの付き方もレリック仕様みたいで結構感じがいいので、このままとしました。

    このテレキャスターはSquierの「Affinity Telecaster」で中国製です。アッセンブリはグレードが低く使う気になれないので、ノブ以外はすべて交換しました。

    用意したアッセンブリ・パーツとピックップ


    仕様

    ネックおよびボディに「スモークド乾燥処理」

    ネック:メイプル サテン仕上げ
    指板:フレイム・メイプル 21F ミディアムフレット 9.5R
    ナット:牛骨
    ペグ:スクワイヤーオリジナル・ロトマチックタイプ
    ボディ:アッシュ(ボディ厚40ミリ)
    ブリッジ:オールパーツジャパン社製6wayタイプ
    ピックアップ:フロント 国産ビンテージタイプPU(ギターワークス社製)
             リア   国産ビンテージタイプPU(ギターワークス社製)
    3WAYスイッチ:スイッチクラフト社製(USA)
    アウトプットジャック:スイッチクラフト社製(USA)
    ポット:CTS社製(USA)
    キャパシター:オレンジドロップ(USA)
    シールド:ベルデン社製♯8503
    ハンダ:ケスター社製”44”
    総重量 3.3kg

    ---------------------------------------------------------------

    ネックは「フレットすり合せ」しました。ナットも黒い練り物を牛骨に交換。

    このタイプは弦がブリッジから裏抜けするようになっていません。これではボディを鳴らすことができないのでストリングブッシュ取り付け加工し、弦を裏から通せるようにしました。


    ジョイントプレート裏に塗装するときのガイドと思われる大きな穴があいているので、これも埋めます。

    リア・ピックアップ・キャビティーも深すぎ・大きすぎ、なのでこれも埋木し、キャビティ内には導電塗料を塗りシールドしてノイズ対策もばっちりです。


    ネックポケット加工も少し甘いので手直ししました。

    米国製の電装パーツで情報量も増えます。

    ピックアップはあえて国産ビンテージタイプ(マグネットはアルニコ3 / コイルはMWS社のAWG#42 エナメル被膜ワイヤー / 出力線はUSAクロスワイヤーを使用)を選びました。


    この「モデファイ」は「セットアップ」の妙と「スモークド乾燥処理」を体験してもらうのが狙いなので、有名なピックアップを載せるとその音がこのギターの音だと思われれる嫌いがあるのでそうしました。

    (「スモークド乾燥処理」したボディにチョイスしたPUを載せると、その特性が素直に引き出せます。つまりPU交換するとその違いが引き立って現れるのです。)

    ブリッジはテレキャスらしい3WAYサドルを選ばず、あえて6WAYサドルにしました。駒のピッチの関係とペグをクルーソンタイプをチョイスしなかったのが、その理由です。この機のボディ厚はテレキャス本来の45ミリでなく40ミリと少し薄いため、音の輪郭が甘いと判断し、ロトマチックタイプのペグと6WAYサドルを使用してそこを補正したいが為です。

    サドルはバネ固定するタイプですが、弦に触れ共振してしまうので、ブリッジの元で6角ナットで固定するようにしました。またサドルの片側に弦が乗っかっているのでサドルのバランスが悪く、弦のない側の弦高調整用のビスが共振してしまうので、これはビス専用の接着剤で固定しました。(もちろん緩められます。)

    アウトプットはプラスチック製でしたのでLP用のプレートに交換しました。この辺りはオリジナル・TEと少し違うところですのでご了承ください。


    ネックは「貼りネック」でワンピースメイプルではないですが、指板材のメイプルがなぜかフレイム・メイプルでした。このグレードになんで?たぶん貼った本人もよく解らないでフレイム入りを使ったのでしょう。もうけもんです。

    アップ写真でスモークのヤニを確認してください。

    これが、モディファイ(modify)・テレキャスターの全ぼうです。ご覧あれ!

    肝心のサウンドは、パワーで押すというよりヴィンテージっぽい渋めの音です。リアはテレキャス独特の高音が伸びやかでキラキラ感があります。フロントは太めながら輪郭がはっきりしているサウンドでブルース!と感激しています。またミックスも少し鼻のつまったチャカポコ・サウンドで使えます。

    組んで見て感じたことは、当初鳴らなかった楽器がみるみる鳴っていくように変化していく様です。
    これは不思議でした。この辺が「スモークド乾燥」の妙ですかね。





    これまで、ストロングポイントばかり書いて来ましたが、ウイークポイントも正直にアップします。

    ・ネックは、09のゲージで弦高は2から1.5に設定しました。ただ指板自体に若干反りがあり、ナット側から指板をチェックするとわずか反って見えます。フレットすり合せをしてあり、フレット上は真直ぐなのでプレーに問題はありません。

    ・先にも書きましたが、ボディ厚が40ミリと少し薄く重量は3.3キロと軽いです。低域の膨らみが少々弱いです。反対に軽快なサウンドで歯切れのいいカッティングが操れます。

    ・オリジナルのブリッジプレートが大きく、交換したブリッジからビス穴3個とPUキャビティーが見えてしまった為、埋木してあります。ご了承ください。



    「恵那産業博覧会」の展示用に組み立てましたが、評判が良ければ販売も考えてみたいと思っています。
    是非「スモークド乾燥処理」した楽器がどれくらいグレードアップしているか、体験してもらいたいですね。

     

    後日談 『続・モディファイ(modify)・テレキャスターbyスクワイヤー』もどうぞご覧ください。

    http://9notes.jugem.jp/?eid=656


    -------------------------------------------------------------------

    ギター工房9notes HPへどうぞ homeでほぼ毎日つぶやいています


      にほんブログ村 音楽ブログ ギターへ
     
     FC2 Blog Ranking

     

    コメント
    コメントする








     
    この記事のトラックバックURL
    トラックバック
    Calendar
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    2930     
    << April 2018 >>
    Selected Entries
    Categories
    Archives
    Recommend
    Links
    Profile
    Search this site.
    Others
    Mobile
    qrcode
    Powered by
    30days Album
    無料ブログ作成サービス JUGEM