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2013.05.27 Monday

テニス肘

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    このところずっと左肘辺りに鈍痛があり、ものを持つと痛みを感じていました。
    関節炎だと思っていますが、名称がありました。


    通称「テニス肘」正式には「上腕骨外側上顆炎」と言うそうです。


    同じ痛みを持つ元同僚が、教えてくれました。職業病ですね。ギターを片手で持てなくなったと言っていましたが、私も同じ。ギターを塗装するときギターを片手で保持できなくて困っています。買い物の荷物も、なるべく右手で持つようにしています。


    私が学ぶ漢方の世界では、現象には原因があり、病の原因を身体の場所や陰陽で分けるほか、気・血・水に食べた物の巡りを加えた4つの分類から、病の原因と場所を割り出すことができます。


    たとえば関節炎は、水の流れが滞って原因を作っていることもあるようです。もちろんその部を酷使すれば故障するのですが、遠因として気・血・水・食が影響を及ぼしていることがあるのですね。


    また、これは年齢によって故障が発生した、とも言えます。疲労や原因となる停滞がそこに積み重なって、中年期に現れるのです。「テニス肘」は40代から50代に多く見られるそうです。


    眼も老眼が進行してきました。定規のメモリが読みにくく難儀します。普段、新聞読んだりパソコン使ったりするのは、プラス1.0の度で、仕事で細かいメモリを読む時は、プラス2.0度を使っています。(ときにそれに虫眼鏡も加えたり)


    ナット溝を切る、フレット打ち込む、など精度の高い仕事は、眼鏡をとっかえひっかえしながらやっています。


    体力も落ちて来ていますので、機械の連続加工は疲れますね。


    そうやって考えると木工で油の乗った仕事ができるのは、30代から40代かと思います。
    昔は親方になる50代以上の仕事は、「墨付け」や「木取り」仕事のほか「監督」でしたね。


    「墨付け」とは、設計すること、材料の加工ラインを決定すること、です。設計に沿って材木に墨壺から張った糸でラインを書きつけて行きます。適材適所に材木を配置することを緻密に計算しながら、全体を見渡すことができる力量が求められます。


    「木取り」は、材料を墨に沿って実際に割ったり、長さを切ったりします。木材は、長さを決めてカットしたら、もう繋げませんので重要な仕事です。木取ったら、もっと細かな「加工」に入って行きます。


    木の癖を読み取り、それを有効に使う、年季がいってできる仕事なので、年長者の仕事だったのですね。体力よりも経験や勘がものをいいます。


    まぁ、それはある程度の集団や組織の仕事の仕組みで、個人は何でもやらないといけませんし、ファクトリーでは管理職がそれを担うことになるでしょう。


    「テニス肘」になっても、仕方がない 、と仕事せなばなりません。


    しかしながら、テニスをやってそうなった訳ではないので、せめて好きなサッカーがらみで「サッカー肘」としたいところですが・・・サッカーは手は使わないからそりゃダメか。


    「ギター肘」って言いたいですね。

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