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2013.03.17 Sunday

リペアファイル その36

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     フェンダーJAPAN  メイプル指板・フレット打ち換え/フレット面塗装/ナット交換

    まずは完成写真から、お客さん自らボディの再塗装をされていました。「モデラー」と称され小さなカップのエアーガンで仕上げられたそうです。素敵なカラーリングで私も参考にさせてもらいます。

    フレットを抜いて行きます。なかなか塗装してある指板からフレットを抜く作業は大変です。フレットの根元まで塗装が覆いかぶさっているからです。

    ときどきメイプリ指板を再塗装なしで打ち換える、という離れ業をされる方がいると聞きますが、多分再塗装したものから抜く、ということかと考えています。再塗装の時は薄く塗装が吹けますからね。

    フレットの根元まで塗装がかかってなければ、それも可能でしょう。(それでも指板を痛めず抜くのは、難しいには違いないですが・・・)

    指板を削り直して、フレット溝も修正します。ナットも新しいものに付け替えます。

    これがナットの下面を指板アールに合わせて削るための道具です。板が指板アールと同じアールになっています。ナット溝に指板アールと同じアールが付いているので、その面と密着させるためこのジグを考案しました。

    昔いたリペア工房では、一日に3〜4本フレットすり合わせをしたり、ナット交換も数台分をこなしていました。そうしないと人件費がでないので数を上げていましたが、精度は落ちていたと思います。

    ストラトタイプのナット交換は簡単に見えて実は熟練を要します。それはナット底にアールを付けないといけないからです。親方はベルトサンダーの丸い部分で、器用にボーンナットの底を凹ましていましたが、ナット溝にぴったりで、かつ面は直角を出し、整形には上下アールをつけるので難度が高い作業です。

    小僧の私はズルをして端だけナット溝に合うよう整形し、実は中央はやや多めに凹ましていました。そうしないと早く作業を終えさせられなかったからでした。これではナット裏・中央に隙間があるので音に影響があります。またそのうちポキリと折れることもあるかも・・・ 昔のお客様、すみませんでした。懺悔。

    若かったとはいえ、恥ずかしい仕事をしていました。
    罪滅ぼしにと簡単なものですが、ナットアールにあわせてピッタリにできるジグを考えたのです。

    フレットはこのような道具でアールを付けます。若干指板アールよりきつめのアールにしてやると打ち込む時、具合がいいです。

    塗装を終え、乾燥中のショットです。この部屋は薪ストーブがあってラッカー塗装がよく乾いてくれます。塗装するときは、なるべく同じような塗装仕事が続くように段取りすることが大事です。スプレーガンを洗浄する作業がこれで減らせます。これが大切なんです。

    スプレーガンを洗うのが結構手間なもので・・・

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