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2012.11.05 Monday

リペアファイル その22

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     ギブソン SG  ブリッジ用アンカーピン リペア


    黒のSGです。トップの写真ですが、リペア終了完成した時のショットです。
    依頼内容は、ブリッジ用アンカーのピンがガタガタになっていたので、それを元のようにして欲しいとのことです。

    マホガニーはエレキのネック・ボディ材に音質的に適していますが、やや軟らかいのでネジやピンが緩みやすくなります。マホガニートップのSGです。ネジ・ピンの緩みは宿命とも言えます。



    ピンを抜いて、穴を開け直しメイプル材を埋め込んだショット。硬いメイプルのダボを打ち込みました。

    ここで気をつけたいのは、市販のダボではトップ面に木口が出て来てしまうのでペケ(×)なので、木端(こば)がトップ面にくるような木取りのダボを自分で作製しないといけないことです。

    木口は木の繊維がピンに対して垂直なので、強度的には弱くなります。ピンに対して直角になる木端が正解で、しっかり立ってくれます。

    私は、「プラグ・カッター」という道具を使って木栓(ダボ)を作ります。少しテーパーした角度で栓ができるので穴にぴったり納まります。これが使えないケースでは、旋盤を使い木栓をつくるのですが、(ペグ穴の埋め直しには、こうするケースが多い)けっこう手間です。ノギス片手に旋盤に向かいます。

    もうひとつ大切なのは、木栓に対してぴったり(少しきつめ)のドリル刃があるかと言うことです。開けた穴に対して0.2ミリほど太い木栓も打ち込むのがベストなので、作った木栓に対して、手持ちのドリルビットの径が合わなくてはいけません。

    つまり「雄雌つがい」で、用を成す訳です。道具が揃っていないと簡単な仕事も面倒な仕事になってしまい、それを揃えるのにお金も掛かってしまいます。プロじゃないとできない投資ですね。

    (市販の10ミリダボを打ち込んでピン穴開けたら簡単ですが、また緩んでくるし、なによりサウンドに影響がでます。ブリッジ下に弦振動が伝わるのでここでしっかりグリッドして、タイトな音としてボディに伝えたいですね。)



    ピンを立て直したショット。ピンを抜いたり、入れる時は円盤2枚を逆方向に締めてピンと一体になるようにしてやります。こうすると何も道具無しにピンを上下に動かせます。簡単なことですが、リペアマンのみ知る裏技です。

    完成。はじめのショットに戻ります。




    スクワイヤー(byフェンダー)5弦ベース  ポット交換


    米国製CTSポットに交換・配線もやり直し、ガリもありアウトプットの洗浄・磨きもしました。
    一ランク上の電送系パーツに交換すると音にしまりが出て、太くなります。

    5弦ベースのプレーヤーが増えてきましたね。ネックも太く強度もないと弦の張力に耐えられません。この楽器はきちんとできていました。あとはボディのクオリティが値段と比例して上がっていくのでしょうね。

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