2017.11.03 Friday

リペア ファイル その412

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       Orville  by Gibson  LPカスタム /  ネック折れ修理(補強材入れ・塗装無し)・ポット洗浄

     

    友人から友人へと受け継がれているギターだそうで、裏面には前の所有者が張ったシールが残っていました。ネックが折れてしまい使えないので、当工房へ持ち込まれました。

     

    折れた断面に沿ってマスキングして接着剤が余分なところに着かないようにガード。接着剤を充填してから当て木をし、クランプで圧着しています。手早く作業するため一度シュミレーションしてからかかっています。

      

     

    メイプル・マホガニーの二層構造(強度を稼ぐため)になっているスプライン(さね)を割れ部をまたぐ様に入れます。(カットがないですが、スプライン様の溝切り加工をルーターでおこなっています)

      

     

    スプラインをカンナや切り出し小刀で整形して塗装面と”つらいち”になるように仕上げました。今回は「塗装なし」で仕上げるためなるべく塗装を傷つけないように作業しました。(結構、神経を使う)

      

     

    細かいペーパーで研磨した後、バフで磨き上げました。「傷跡」はギターの勲章だと思う方は「塗装なし」仕上げもありですね。(割れ部に段差が生じている場合は、もっと木地がでてしまいますが・・・・)

      

     

    Orville(オービル)は日本製のギブソンと思ったらいいんじゃないかな。塗装がウレタンなのとアッセンブリのグレードが本家に劣る以外はよくできています。(フレットはオーバーバインディングなのが演奏上Good!)

      

     

    ブラック・ビューティーの呼び名にふさわしいレスポール・カスタム。スタンダードより粘っこい音が特徴です。黒いボディに上下2本の太めのバインディングが楽器を引き締めてくれますね。スタンダードとはまた違った味がありカッコいい。

     

     

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