2018.10.19 Friday

9notesオリジナル Fender”マリブ” レモデリング・ギター”E−903”

0

    9notesオリジナル Fender”マリブ” レモデリング・ギター”E−903”のご紹介

     

    フェンダー製の小型アコースティックギター「Alkaline Trio Malibu」 をエレキギターに改造(Remodeling)しました。 木製のブリッジをST用のブリッジに交換し、ストラト風ピックガードにリップスティック型PUを載せました。 歌の伴奏用ギターに、バッキング用ギターに、ブルースギターに、などなどホローボディギターとしてお愉しみください。

     

    Coo's クマザキ楽器 デジマートにて販売中 https://www.digimart.net/cat02/shop5024/DS04893457/

     

      

     

    最初からエレキ化することの念頭に改造(Remodeling)しました。本体はフェンダー製のアコギで楽器店より買い求めため新品です。この改造は、自動車でいえば例えばスズキ製のハコバンを、街の自動車修理屋がキャンピングカーにして販売するようなものです。

      

     

    PU :セイモアダンカン SLS-1
    ブリッジ :SCAD6way
    裏蓋 : プラネットwave (弦交換はゴム製の裏蓋を外して行います)
    ポット: (1V1T) CTS製
    コンデンサー :オレンジドロップ
    アウトプットジャック : スイッチクラフト社製
    配線材 : ベルデン
    弦 :ダダリオex116 11-52

    Body Back: Laminated Mahogany
    Body Sides: Laminated Mahogany
    Body Top: Laminated スプルース
    Neck Material: Maple
    Neck Shape: Vintage "C"
    Scale Length: 25.5" (648 mm)
    Fingerboard Radius: 7.25" (184.1 mm)
    Number of Frets: 20
    Fret Size: Vintage-Style
    String Nut:Graph Tech NuBone
    Nut Width: 1.625" (41.3 mm)
    Neck Finish: Gloss
    Fingerboard: Rosewood
    Position Inlays:Pearloid Dot
    Tuning Machines: Vintage-Style with Aged White Plastic Buttons
    ソフトケース付き

     

    ピックアップはリップスティック型『セイモアダンカン SLS-1』で1ボリューム1トーン仕様です。ポットはCTS製でコンデンサーはオレンジドロップを使用しています。SLS-1は金属ケースに入っているためノイズが少ないのがホローボディと相性がいいです。割りとエッジのあるサウンドでナチュラルからトーンを絞ればブルージーにも鳴ってくれます。

      

     

    ブリッジは6wayストラトタイプのハードテイル仕様で、弦はバックのゴム蓋を開けてトップへ通します。

      

     

    アコギのサウンドホールを塞ぐためのゴム製のキャップを裏蓋として使いました。(プラネットウエイブ 製)

      

     

    ヘッドは6連フェンダーオリジナルで、裏面に「ALKALINE TRIO」のロゴが入っています。改造を施した当工房のシールも貼らせていただきました。

      

     

    オリジナルはハート型のサウンドホールでしたが、それにストラト風の黒1プライPGを載せました。これはこれでかっこいいでしょ?どことなくダンエレクトロも意識しています・・・

      

     

    ミディアムスケールなのでテンションも軽くそれでいて張りのある音で鳴ってくれます。小さめの音のアコギとして室内で爪弾いたり、ライブでエレキとして使ったり、この改造ギターをそれぞれの場面で愉しんでもらえればうれしいです。

     

    以前に改造した2PU仕様の『E−902』も合わせてご覧下さい。http://9notes.jugem.jp/?eid=614

                                  http://shop9notes.thebase.in/items/6596579

     

    アコギにシンクロ・アームを搭載した9notes「カスタム・ゼロワン」(フェンダー・ソノランtype)もあります。

    http://9notes.jugem.jp/?eid=532  http://shop9notes.thebase.in/items/3361457

     

    -----------------------------------------------------------------------

    お問い合わせ」は 9notes@huni.enat.jp または 080-2660-2284 まで

     

    9notes ホームページ


    ブログ「よごれた顔でこんにちは」

    homeで新着情報 ”ほぼ毎日”つぶやいています

    スモークド乾燥処理済み『 ギブソン J-45 ・Remodeling』の販売

    にほんブログ村 音楽ブログ ギターへ
     

     FC2 Blog

     

    2018.10.15 Monday

    リペア ファイル その493

    0

      マーチン D−18 / ネックヒーター・フレット交換(ナット交換を含む)・ブリッジプレート増設

       

      いい感じに枯れている1969年代製マーチンD−18。指板とブリッジにはハカランダが使われていました。ポジションマークが15フレットまでしか入っていないのですね。

       

      ネックが反って弦高が高くなっていました。フレットもずい分減っていましたので「フレット交換」することに。ネックアイロンで反りを修正しながらどのくらいのネック強度を確かめています。これによりフレットタングのキツさを決めています。

        

       

      フレットを抜き去るとかつて「ネックリセット」した名残の穴(15Fに)が出て来ました。指板をペーパーを貼ったストレートの盤で修正しますが、ヴィンテージの楽器は指板修正はほどほどにします。過去からリフレットを繰り返していると指板がひどく薄くなってしまうからです。

        

       

      フレットはミディアムゲージのJESCAR ♯55090を選択。フレットタングを調節しながら打ち込んでいきます。

        

       

      指板面で追い込めなかった精度をフレットピークの調整で出して完成させました。また若干ヘッド側を多めに削ってフレット上面で「仕込み角度」をつけてあります。

        

      スムーズなフィンガリングができるようにフレット端を軽く丸めました。

       

      フレット用の半丸・三角ヤスリを使ってフレットの頭に再び頂点をつけ直し、次にペーパーの番手を換えながらフレットを磨いていきます。

        

       

      ナットも交換します。ナットの底にも角度が付いているので少々難易度が高い作業です。どうしてフラットにしなかったのか未だに解りません。わざと難しくしなのでしょうか?

        

       

      トラスロッドがないネックなので、弦を張って真っ直ぐになるように「フレット交換」しなくちゃなりません。元々のネックの剛性とか弦の張力とかその楽器のクセとかいろいろ考慮して作業しているのです。

       

      下の写真はオリジナルの状態。ブリッジピン穴からサドルまでの距離が近いため、6弦のボールエンドの巻き戻し部分がサドルに乗りそうです。こうなると抵抗が大きくなって弦がスムーズに振動してくれません。ですのでボールエンドの位置を下げるため5ミリのメイプル板を裏側のブリッジプレートに貼り付けました。ボールエンドの位置が下がると、巻き戻し部分がサドルに乗っかからないばかりか、サドルへ掛かる圧力が増えて音量増加や弦振動の情報量が増えるなど見込めます。

        

       

      位置を決めて両面テープで圧着します。(いつも引き上げる作用が働いているので外れることはありません。またもしPUの取り付けなどでこの位置が邪魔なときは、取り外すこともできます)

        

      力木は「ノンスキャロップ」で、さらにXブレーシングの間には 大きめのローズのブリッジプレートが貼られていました。このプレートがトップの膨らみを押さえる効果があるように思いました。(この大きさのプレートははじめて見ました)

       

      完成。サドルを削ることなく弦高を下げることができました。

       

      グローバーペグに丸角ヘッド。依頼主から「前よりも遥かに良い音がします」とお言葉をいただきました。ありがとうございました。うれしいです。年代モノのマーチンギターはコンディション維持は大変ですが、新しいギターでは出せない豊かな音が鳴ります。メンテナンスやリペアを加えながら末永く現役のギターであって欲しいと願っています。

        

       

      関連ブログ:マーチンギター修理インデックス:http://9notes.jugem.jp/?eid=307

       

      ----------------------------------------------

      お問い合わせ」は 9notes@huni.enat.jp または 080-2660-2284 まで

       

      9notes ホームページ


      ブログ「よごれた顔でこんにちは」

      homeで新着情報 ”ほぼ毎日”つぶやいています

      スモークド乾燥処理済み『 ギブソン J-45 ・Remodeling』の販売

      にほんブログ村 音楽ブログ ギターへ
       

       FC2 Blog

       

                                                                                

       

       

       

      2018.10.11 Thursday

      リペア ファイル その492

      0

        SUZUKI クラシックギター / フレットすり合わせ・ナット交換・サドル交換・全体クリーニング

         

        蔵の中にあったという古い古いスズキのクラシックギター。なんとオール単板モデルでした。昔のスズキのクラシックギターのほとんどは合板製でしたので、「こんなモデルもあったのか」と驚きました。

         

        ヴァイオリンの量産スタイルを確立したスズキですが、昭和前半にマンドリンやクラシックギターの生産にも取り掛かったようです。このギターはヴァイオリンと同じ材料のトップ・スプルース/サイド&バック・メイプル/ネック・メイプルとクラシックギターとしては少し変則の材料で作られていました。

          

         

        フレットの打ち方に少し難がありましたので、フレットの頂点を整えるために「フレットすり合わせ」をしました。

          

         

        合金であるフレットは酸化してくすんでいましたが、ペーパーで磨いていくとピカピカに生まれ変わります。

          

         

        ナットの精度も低かったので牛骨で新たに作り直しました。

          

         

        サドルも同じく新調しました。弦高をなるべく下げて欲しいとのことでサドルで調整します。12フレット上で1弦2.5ミリ 6弦4ミリに設定しました。

          

         

        ギターというモノは捨てられないのですね。ときどき、蔵とか押入れとか物置から古いギターが出て来ます。このギターはネックの状態がよく、保管してるところの湿度があまり高くなかったと思われます。どうしても空気が動かない場所に長期に保管されると、塗装のしていない指板が湿度を含み、伸びてネックが狂ってしまいます。おまけに弦が緩めてなかったりすれば、ひどい順反りになり弦高が高くて弾けない状態になってしまいます。

          

        この楽器は全体に「埃焼け(ほこりやけ)」(埃に油分が吸着して全体に薄い膜を作っている状態)していましたので、コンパウンドを塗ってバフで磨き上げました。すると鏡面が復活してくれます。きれいになって依頼者には喜んでもらえました。出音は豊かで低音がよく鳴っていました。3番線のハイポジションも音痩せがなく、単板モデルの実力を垣間見ました。

         

         

        ----------------------------------------------

        お問い合わせ」は 9notes@huni.enat.jp または 080-2660-2284 まで

         

        9notes ホームページ


        ブログ「よごれた顔でこんにちは」

        homeで新着情報 ”ほぼ毎日”つぶやいています

        スモークド乾燥処理済み『 ギブソン J-45 ・Remodeling』の販売

        にほんブログ村 音楽ブログ ギターへ
         

         FC2 Blog

         

                                                                                  ギター工房9notesは岐阜・恵那インターチェンジより車で15分

         

         

         

         

        2018.10.07 Sunday

        リペア ファイル その491

        0

           Gibson J−45 / フレットすり合わせ・ロッド調整

           

          ほかのメーカーよりもギブソンに軍配が上がるポイントがひとつふたつありますが、ひとつは”カラーリング”塗装だと思います。サンバースト塗装やこのブラック塗装などはその典型で「good looking」ですね。

           

          丁度メンテナンスする時期だったので点検しますと、フレットがやや減っています。この程度ならまだ「打ち換え」時期には早いと判断して「ロッド調整」して「フレットすり合わせ」することにしました。定期的に楽器をメンテナンスするとコンディション維持にいいです。フレットも一部だけ減るとバズ音が出たりピッチが不正確になるので「すり合わせ」してフレットピークが尖っている状態にしてやると気持ちよく演奏できます。

           

          平ヤスリでフレットピークを整えたら、三角ヤスリや半丸ヤスリを使って再び頂点をつけ直します。そのときフレットに細かなヤスリ傷が付くので、ペーパーや消しゴムのようなヤスリを使って傷を番手を徐々に細かくして磨いて行きます。20フレットあればすべてのフレットに5回ぐらいペーパーを換え換え磨く作業をやっております。

            

           

          最近は仕上げに金属磨き粉を使っています。指板もクリーニングして「再びきれいになった指板で、気持ちも新たにプレーしてください」という願い込めています。(本当だよ)

            

           

          歴史のあるJ45のピックガードはいろんなスタイルがありますが、これは薄手のティアドロップ型。ブリッジの向きとかサドルがアジャスタブルになったり、リング数が変化したり年代によって特徴がありますね。

            

           

          J−45はマホガニーバック&サイドですが、甘めのマホトーンはしません。ローズのような煌びやかな倍音はないですが、音の輪郭もしっかりしているしドンシャリ系の音もします。エッジの効いた力木の関係かと思います。力木は高さのある薄手で、三角形っぽいのが特徴で、結構粗い仕上げです。ギブソン系の楽器を模するときは、どの製作者もそこのところは外していません。サウンドの味付けがそんなところにあるのは面白いですね。

            

           

          関連ブログ: ギブソンギター修理 インデックス

           

          ------------------------------------------------

          お問い合わせ」は 9notes@huni.enat.jp または 080-2660-2284 まで

           

          9notes ホームページ


          ブログ「よごれた顔でこんにちは」

          homeで新着情報 ”ほぼ毎日”つぶやいています

          スモークド乾燥処理済み『 ギブソン J-45 ・Remodeling』の販売

          にほんブログ村 音楽ブログ ギターへ
           

           FC2 Blog

           

                                                                                    ギター工房9notesは岐阜・恵那インターチェンジより車で15分

           

           

          2018.10.03 Wednesday

          リペア ファイル その490

          0

            オベーション・コレクターシリーズ’02 /  ブリッジ剥がれ・ビス止め補強・接着

             

            ボディの肩のところに小さなサウンドホールがあしらわれ、そこを色とりどりの木片で飾ってあります。これは「落ち葉」をモチーフにしているそうで「リーフホール」と呼ばれています。

            ブリッジ(駒)が浮いていました。それに吊られて塗装面も浮きが見られます。リーフホールが小さく遠く、サウンドホールからクランプ圧着という訳には行きません。

             

            なので、ブリッジに穴を開けてボルトで加締めることにしました。この方法はブリッジの補強として現行品でも取られています。ボルト入れて締めるときに粘度の低いエポキシ接着剤も流しこんで置きます。また塗装の断面に接着剤が浸透するようにも工夫しました。

              

             

            穴塞ぎに貝(パール)を入れてあります。

             

            裏側。ボルトナットがある部分は始めから補強されていました。その部分を狙って穴を開けています。オベーションはマーチンのようなXブレイシングでなく、伝統的なファンブレイシングを採用しています。斬新な楽器なんですが音作りは古典的と言えます。これは、創業者の嗜好だそうです。

             

            オンボードアンプはそれ自体外して電池交換できるような構造ですが、これが外しにくいんです。硬いんです。(これだけの修理依頼があるくらいです)裏蓋がありますから、そこからアンプの外の隙間から本体を押し出すことも可能です(が、ちょっとコツがいります)

              

             

            指板には12F以外ポジションマークがないですね。ネックは薄くエレキ並みです。

              

             

            杢有りメイプル合板トップ(カラーリングしてある) ボールバックの中央に裏蓋が有り配線やメンテナンスができるような仕組みです。サイド/バック一体構造なので丸く、このまま置くには安定が悪いです。ディープボウルは胴が深い分、低域がしっかり出て音に厚みがありますね。

              

             

            ラインで採ると最高なギターですが、ディープボウルは音圧もあり生音もいいです。私にはキラキラした音が宙に一直線に飛んで行くように感じます。

             

            -------------------------------------------------------

             

            お問い合わせ」は 9notes@huni.enat.jp または 080-2660-2284 まで

             

            9notes ホームページ


            ブログ「よごれた顔でこんにちは」

            homeで新着情報 ”ほぼ毎日”つぶやいています

            スモークド乾燥処理済み『 ギブソン J-45 ・Remodeling』の販売

            にほんブログ村 音楽ブログ ギターへ
             

             FC2 Blog

             

                                                                                      ギター工房9notesは岐阜・恵那インターチェンジより車で15分

             

            2018.09.29 Saturday

            リペア ファイル その489

            0

              Chaki コントラバス / 弦高が高い・指板調整・ナット調整・駒調整

               

              持ち込まれたのは国産ブランド「チャキ」の合板トップのコントラバス。(現在は生産していません)

              国産で現在もコントラバスを生産しているメーカーは「オリエンテ/ヒガシ」と「スズキ」ですが、「スズキ」はほとんど作っていないというので「オリエンテ/ヒガシ」だけになるでしょうか。

              弦高が高くて弾きひくいので下げて欲しいとの依頼です。コントラバスは擦弦楽器(さつげんがっき)で弓で弦を擦って音を出すものですが、フォークバンドで使う場合、ウッドベースと呼ばれ”指弾き”して演奏されます。なので、擦弦楽器として使う場合ではビビッて下げられないほど弦高にまで下げることができました。

               

              今回、弦高が高くなる原因は「ネックの反り」にありました。(駒の上面を削って下げることもできますが、それには限界があり、指板の調整と駒の調整と組み合わせて、弦高を下げます)

                

               

              指板を削るために、まずはナットを外します。アイロンでニカワを弛めてパレットナイフを差し込んで外しています。

                 

               

              擦弦楽器の指板はフレットあるギター属(撥弦楽器)とは違ってやや”弓なり”に作ってあります。中央が1ミリくらいの”隙”になるように指板の上と下をカンナで削って行きます。このとき仕込み角度を定規を当てて適切になるよう注意しながら、また指板面のRがくずれないように自由定規で計りながら作業しています。

                

               

              指板は黒檀でなくブビンガ(?)のような材木でした。焼けるとやや黒っぽくなります。駒(ブリッジ)の上面も削って調整します。

                

               

              指板を削った分、サドルも低くしなくてはなりません。弦を張ってテンションを掛けてネックの反り具合を確認しながら、指板の最終部分で弦高をチェックします。反りが大きければ再び指板を削ったり、弦高が高すぎれば駒の上面を削ったり、何度も調整を繰り返しています。

                

               

              指板の最終部で1弦3ミリ 4弦6ミリと低い調整。ローポジションでしか演奏しないそうなので、かろうじてビビらないギリギリの設定です。

                

              「かぐや姫」がそうでしたが、アコギにウッドベースが入ると演奏がぐっとしまって表現力に幅がでます。ロカビリーやカントリーにもウッドベースが必需品です。バンドを下支えしますね。オーケストラ以外にジャズをはじめブラスバンドまで使われる用途の広いコントラバス・ウッドベースですが、プレーヤーが案外少ないです。中高で吹奏楽部が人気ですので、ここで腕を上げた女学生のプレーヤーが将来のプロ予備軍になるのではないでしょうか。

               

              -------------------------------------------------------

               

              お問い合わせ」は 9notes@huni.enat.jp または 080-2660-2284 まで

               

              9notes ホームページ


              ブログ「よごれた顔でこんにちは」

              homeで新着情報 ”ほぼ毎日”つぶやいています

              スモークド乾燥処理済み『 ギブソン J-45 ・Remodeling』の販売

              にほんブログ村 音楽ブログ ギターへ
               

               FC2 Blog

               

                                                                                        ギター工房9notesは岐阜・恵那インターチェンジより車で15分

               

               

               

              2018.09.24 Monday

              リペア ファイル その488

              0

                ギブソン ハミングバード /ネックねじれ・アイロン矯正・フレット擦り合わせ・ナット交換・ロットナット交換

                 

                大きなピックガードに掘り込まれた蜜を吸うハミングバードがこの楽器の名称になっています。このモデルは70年代のものかブロックインレイです。鮮やかなチェリーサンバーストが迫力あります。

                 

                ネックがひどく捩れていました。ビフォーアフターをお見せしますと左がリペア前、右がリペア後です。

                  

                 

                ネックのねじれをアイロン矯正しています。(どこまで戻るかドキドキしながらやっています)

                ビフォーアフターの写真を見ていただければお分かりのように、いい線に戻ってくれました。

                 

                フレットがかなり擦り減っていましたが、ここはすり合わせで調整することに。扁平率が高くなりましたが三角ヤスリで角を立てて、フレットピークを削り出します。その後サンディングして磨き上げて行きます。

                  

                 

                低い山ですが、イントネーションもしっかり出ます。

                 

                ナット溝が低くなってしまって開放弦でビビッています。6〜4弦は撚り線構造になってズームアップするとギザギザしています。チューニングするたびにそのギザギザがナット溝を削っていくのでナット溝は低くなって行きます。どうしても古い楽器の低音側の溝は低くなりますね。

                  

                 

                ロッドナットも変形してしまってしっかり締めることができにくいので、新しいモノに交換しました。ロッドをかなり締めてあったのも、ネック捩れの原因のひとつだと思います。アイロン矯正で逆反りさせて、ロッドの負担も軽減させてあります。

                 

                学生時代このピックガードに憧れました。高嶺の花ってやつです。 ブリッジのブリッジピン部分が黒檀で埋め木してありました。はじめからかリペアのためかは不明。

                  

                 

                ハミングバードは3ピースのメイプルネックなんですね。ヒール部は少し短めです。ヘッド裏にはボリュートが付いていました。マホガニーネックにはボリュートがないのに、マホより強いメイプルに補強材であるボリュートがあるなんて不思議。

                  

                 

                J45とは明らかにサウンドキャラクターが違いますね。音の定位が高域寄りに感じます。それでいてギブソンの音ですから老舗はいつもいい味を提供してくれます。ずっと憧れのメーカーでいてください。ギブソン様!

                  

                 

                関連ブログ: ギブソンギター修理 インデックス

                 

                --------------------------------------------

                お問い合わせ」は 9notes@huni.enat.jp または 080-2660-2284 まで

                 

                9notes ホームページ


                ブログ「よごれた顔でこんにちは」

                homeで新着情報 ”ほぼ毎日”つぶやいています

                スモークド乾燥処理済み『 ギブソン J-45 ・Remodeling』の販売

                にほんブログ村 音楽ブログ ギターへ
                 

                 FC2 Blog

                 

                                                                                          ギター工房9notesは岐阜・恵那インターチェンジより車で15分

                 

                2018.09.20 Thursday

                スモークド乾燥処理済み「ギブソンJ−45・Remodeling」の販売

                0

                  2018年製の新品のギブソンJ−45を購入して手を加えました。改造(Remodeling)です。

                   

                  当工房の目玉「スモークド乾燥」処理を施してあります。30時間薫煙しています。これによりネックとボディの剛性がアップし、また煙と熱によって細胞レベルの変化が起り「音量がアップ」「サスティーン増」「音の伝達スピードが速い」等の効果が現れます。

                   

                  J-45のネックブロックとサウンドホールの間には一本のバーブレイシングと薄い板が入っているだけなので、つくづく弱いと感じていました。ここにマホガニーのブロック材を増設しました。「ネック元起き」対策です。

                  また”ハカランダ材”を使い指板も張り替えることにしました。ネックの剛性アップとハカランダの倍音を欲したからです。

                    

                   

                  指板面で「仕込み角度」をやや修正してサドル高を稼ぐよう計算しています。指板のアールはモダンタイプのように少し弱めに変更してあります。(10インチから12インチになるようなコンパウンド・ラディアス) フレットはJESCAR ミディアムジャンボの♯55090を打ってあります。

                    

                   

                  元はグローバーのロトマチック式ペグでしたが金属率が高く硬質な響きになるので、ナチュララルな響きのヴィンテージ様式クルーソン3連ペグに交換しました。

                    

                   

                  ナットは黒いタスクが標準装備でしたが、ここは牛骨に交換しました。サドルはタスクであるうえアンダーサドル式ピエゾが敷かれていましたので、ピエゾを外しサドルを牛骨に交換しました。(LRバックスのエレメントが装備されていましたが、電池ボックスはじめコントロール・エンドピンジャックなど外して”鳴り重視”で本来のアコースティックギターに戻してあります)

                    

                   

                  ブリッジピンもタスク製でしたがエボニー製ピンに交換しました。サドル高も充分でブリッジピンからの立ち上げリ角度が大きく取れました。これにより弦振動を効率よくトップに伝えることができます。フレット端の処理は立ち気味で指板面を広く使えるようにしてあります。

                    

                   

                  「スモークド乾燥」の影響で塗装面がやや痩せています。ピックガードは厚めでいかにもギブソンって感じです。

                    

                   

                  爆音で遠鳴りするJ−45に生まれ変わりました。至宝の一品に仕上がったと思います。生鳴り重視のあなたの特別なGibsonにしませんか?

                    

                   

                  ホームページ内のSHOPで販売致します。

                  Remodeling GibsonJ−45  by 9notes      税込み¥349,000 (純正ハードケース付き)

                   

                  仕様

                  GibsonJ−45 (2018年製)

                  ・スモークド乾燥処理

                  ・指板下補強

                  ・ハカランダ指板に交換

                  ・フレット/JESCAR ♯55090

                  ・指板ラディアス/10~12インチアール(コンパウンド・ラディアス)

                  ・ナット交換(牛骨)

                  ・サドル交換(牛骨)

                  ・ブリッジピン交換(エボニー)

                  ・エンドピン交換(エボニー)

                  ・糸巻き交換(クルーソン製3連ペグ)

                  ・L.R.Baggs Element は外す(パーツは購入者に渡します)

                   

                    

                   

                   

                  ----------------------------------------------------------

                  お問い合わせ」は 9notes@huni.enat.jp または 080-2660-2284 まで

                   

                  9notes ホームページ


                  ブログ「よごれた顔でこんにちは」

                  homeで新着情報 ”ほぼ毎日”つぶやいています

                  「栃の耳付き材のテレキャス」販売

                  にほんブログ村 音楽ブログ ギターへ
                   

                   FC2 Blog

                   

                                                                                            ギター工房9notesは岐阜・恵那インターチェンジより車で15分

                   

                   

                   

                  2018.09.16 Sunday

                  リペア ファイル その487

                  0

                    Yokoyama Guitar SSAR-AAM  / 表板クリーニング ・ピックガード作成

                     

                    一部で絶大な人気があるヨコヤマギター。希少材を使っていることでも有名です。

                     

                    ピックガードを外した痕(両面テープがこびりついていて、傷も付いていた)が表板に残っていて、それを丁寧に剥がしてから♯1500番のペーパーで全体をサンディングしてからバフで磨いてあります。そこに新たに透明なピックガードを作製しました。はじめは塩ビ板で作ったのですが(右の写真)これだと粘着シートが薄く透けて見えて完全な透明でないのでやめて、新たにクラシックギター用の高分子ポリマー加工してある保護シートを使い作りました。それが左の写真です。これだと完全な透明です。

                       

                    ラルビーギターの様にエポキシ接着剤を使って透明な塩ビ板を張ることも可能ですが、表板が完全な平面でないとどうしても気泡が入っていまいます。新品の楽器でないと難しいですね。

                     

                    指板とブリッジにはハカランダが使われています。サイド&バックは変わったマホガニーが使われており、トップはアディロンダック・スプルースだと思われます。

                       

                     

                    小さめのヘッドにペグは”ゴトー510”でノブは黒檀でできていました。

                      

                     

                    モーリス出身の横山さんが作るギターはどこかしらモーリスっぽいですね。バックはアーチバックになっています。

                      

                     

                    木工機械をうまく駆使して年間の製作本数も多いと聞く”Yokoyama Guitar”は、個人製作家とファクトリーメイドの中間のような存在だと感じました。メーカーの利点も心得ているからでしょう。

                    力木はXブレイシングとラティスをブレンドした独特なものでした。全体的にフィンガーピッカー向きと言えるかな。

                     

                    --------------------------------------------------------

                    お問い合わせ」は 9notes@huni.enat.jp または 080-2660-2284 まで

                     

                    9notes ホームページ


                    ブログ「よごれた顔でこんにちは」

                    homeで新着情報 ”ほぼ毎日”つぶやいています

                    「栃の耳付き材のテレキャス」販売

                    にほんブログ村 音楽ブログ ギターへ
                     

                     FC2 Blog

                                                                                              ギター工房9notesは岐阜・恵那インターチェンジより車で15分

                    2018.09.11 Tuesday

                    リペア ファイル その486

                    0

                      タカミネ   DMP 551 CWR  / 音が出なくなる・トップ打痕修理

                       

                      本番で音がでない!なんてことはあってはならないことですが、ときどきそんな話を聞きます。今回もそのようです。そのときの気持ちを察するだけで頭の中から汗が出ます。

                       

                      電装系をチェックします。まずはアウトプットジャックを疑ってみましたが、点検するとまだ劣化はないと思われたので内部をクリーニングしました。

                          

                       

                      全ての接点をチェックします。パラスティックPUを外してみます。丸い金属の蓋をかぶっているのが圧電素子でそれをケース内の電極で受けています。その隙間にゴミなどが入るとトラブルの原因になるのでチェックしました。

                        

                       

                      次ぎはアンプを調べます。CT4B-DX(DMP)アンプはフロントグリルが取り外せる構造です。その中に9V電池が2本入っています。プリ部とパワー部の間の接点もチェック。電池の電極もクリーニングしておきます。

                        

                       

                      アンプ裏側ではPUとアウトプットに繋がっているコードが配線されています。この部分がゆるんでいると音が出ないことがありますから、ピンをかしめたりクリーニングしたりします。

                        

                       

                      トップに傷や打痕がありましたので、修復します。ウレタン塗料なので瞬間接着剤を盛ってから平面を出します。気泡が入らないように打痕を埋めるのがミソです。塗装の厚みがだいたい分っているのでサンディングで攻めることができました。

                        

                       

                      接点のチェックを終えて音出し確認できました。ここまでで音が出ない場合はアンプ側の問題でしょう。

                       

                      ”Takamine"スモールヘッド。 ブリッジには2wayサドルが採用され正確な弦長補正がされています。オクターブ/イントネーションが正確ですね。

                        

                       

                      生音はシダートップ/サペリバックなので軽快なサウンドです。シダー(杉)はスプルースよりパワーは落ちますが早く鳴るようになってくれます。

                      エレアコ出力ではアンプで様々な音作りができます。またPUもデュアル対応。ノッチフィルターを使えばハウリング防止にも役立ちます。タカミネは、生音とエレアコと両方楽しめるギターになっています。

                       

                       

                      --------------------------------------------------------

                      お問い合わせ」は 9notes@huni.enat.jp または 080-2660-2284 まで

                       

                      9notes ホームページ


                      ブログ「よごれた顔でこんにちは」

                      homeで新着情報 ”ほぼ毎日”つぶやいています

                      「栃の耳付き材のテレキャス」販売

                      にほんブログ村 音楽ブログ ギターへ
                       

                       FC2 Blog

                                                                                                ギター工房9notesは岐阜・恵那インターチェンジより車で15分

                       

                       

                       

                      Calendar
                       123456
                      78910111213
                      14151617181920
                      21222324252627
                      28293031   
                      << October 2018 >>
                      Selected Entries
                      Categories
                      Archives
                      Recommend
                      Links
                      Profile
                      Search this site.
                      Others
                      Mobile
                      qrcode
                      Powered by
                      30days Album
                      無料ブログ作成サービス JUGEM